tamagaway レポート02
参議院選挙が始まりました。街を歩いていてもテレビをつけてみても、国政はやはりどこか遠いと感じてしまいます。(過去には政策立案コンテストを運営する側にいた私ですが実はそう思っています。) それは、この国の大きくて複雑な問題を、「はい、では考えてください」と言われているようで、ヒントもなければ、考える糸口も見つからない。時にはそれを自分ごとにするにはどうしていったら良いものかと、友人と議論してみたり、引っかかる分野のトピックを検索してみたり、歴史・社会問題に関する書籍を読んでみたりと、小さなアクションを起こし続けているのですが、いつまでたっても国政に対して感度の低い自分に、正直焦りも感じます。
今年に入って地元の国会議員の方と語る会に呼ばれ参加させて頂いたのですが、疑問をぶつけよう、これを陳情したい、という気持ちがなかなか湧いてこない。ああ、きっと、これは国政レベルでしか解決できない問いだという俯瞰した問いを持てるような高い意識はないのだと感じた瞬間でした。
そんなこともありつつ、先日友人が【18歳からの選択 社会に出る前に考えておきたい20のこと】を出版し、出版イベントへいってきました。この本では、結婚・子育てから世代間格差・高齢化、テロや戦争、憲法、LGBT、AI、宇宙開発にいたるまで、10年後、20年後の未来を見据えながら、そのために今こんなことを考えなければならず、また世の中ではこんな論点がこんな風に議論されているということが書かれています。
そんなきっかけもあり、改めて素直に世の中に目を向けてみると、そんなに難しく考えなければ、私の中にも「景気がよく国民ひとりひとりが前向きに生きられる社会にしてほしい」という気持ちはたしかにあると気づきます。それは私にとっては、中小企業が元気なことだろうし、等しく教育の機会があることだろうし、笑顔で安全に暮らしていけることだと思う。バラマキとも違う。もっと頑張ろうとする市民の自立を促し支える仕組みがあってもいいと思います。
ついつい大きな問題の前に立つと、大きな自分でなくてはならいような気がしてしまいます。でも、いつまでたっても自分は小さな存在。だったら、ワガママに自分の立場で考えていけばいいのだとこの選挙で改めて思い直します。まずは向き合って考えて、慎重に一票投じてみようと思います。そして、これからも私は私という小さな存在に責任をもって生きようと改めて思うのでした。
まずは、目の前の仕事頑張る!健康でいる!ということに行き着くわけです。笑